ヤリスクロス

 モリゾウ選手は「好きな食べ物はオムライス、好きなクルマはLFA、そして普段乗っているクルマはヤリス」と語っています。
 なぜ、ヤリスなのか?という疑問に、社長はこう答えてくれました。
「私のなかで『もっといいクルマ』をつくる基準はコンパクトカーあると思っています。
 小さい、お求めやすい、だからといって乗る人にチープな想いをさせるようではダメで、むしろ誇らしく乗れるクルマであるべき。
 そんな相反することを実現しなければいけないのがコンパクトカー。だからこそ、一番クルマづくりの実力が求められるということだと思っています」
 2020年2月に発売されたヤリス、そして9月に発売されたGRヤリスに続き、ヤリスファミリーの重要なモデルとなる1台が、コンパクトクロスオーバーSUVの「ヤリスクロス」です。
 このモデルは「やりたいことは全部やろう」を合言葉に、ヤリス譲りの基本性能の高い走り、独自の使い勝手やユーティリティの高さなど、コンパクトSUVに必要な物を全て揃えたモデルとなります。
 このヤリスクロス、元々は日本導入計画がないプロジェクトだったといいますが、商品化決定会議の直前に豊田社長の「なぜ、日本に導入しないの?』という素直な疑問から計画が変更されたそうです。
 その判断の是非は、「ユーザーからの注目度」、「あのハリアーを超える勢いの予約受注」が証明しています。

車の遍歴